ツアー旅行の醍醐味、良さのひとつは、参加したメンバーとの出会いです。
同じ旅先を、同じタイミングで選んでいこうと思った、それだけでも運命的な出会いですよね。
ツアーで出会ってその後の旅仲間として仲良くなったり、一生の友人になったり、結婚したなんていう方も少なくありません。
ただし、同じような年代や志向性の人と出会うのには、実は旅に行くタイミングや行先が重要だったりします。
大型連休の直前直後はツアー参加者自体が少ない
日本のGWやお盆期間、年末年始といった多くの人が休みの大型連休は、当然たくさんの人が参加します。
そのため、ツアーの参加人数も増え、予約人数一杯の30~40名になることもよくあります。
逆にこうした連休の直前や直後は、参加人数そのものが減ります。
最小最高人数10名などと書いてあっても、それより少ない人数で実施されることも少なくありません。
ただ、ツアーの値段が安い場合が多いため、場所によっては関係なく人数がいる場合もあり、なんとも言えない所ではあるのですが…。ただ満席!というのはほとんど見たことがありません。
少ない人数だと添乗員もコミュニケーションを取りやすいですし、少ないお客さま同士も仲良くなりやすいので、その点ではオススメだったりもします。
マイナーな国を選ぶと海外初めて&若い人がいない
ツアー本数が多い国=メジャーで人気な国です。
例えば、イタリア、フランス、スペインなどのいわゆる人気国。
かたや、あくまで一部ですが、ロシア、ウズベキスタン、アイルランド、ベラルーシなど、観光大国として有名ではない国は、初めての海外旅行先としてはあまり選ばれません。
こうした国のツアー参加者の方の多くは、旅慣れているベテランの方、もうあらゆる国に旅行にいっている方、行ったことのない国を探して行っている方、リタイアした年配のご夫婦や子育てがひと段落ついた世代のお友達同士、お一人での参加が多い傾向にあります。
スケジュールをお聞きすると「もはや添乗員では?」というくらい忙しく旅に行かれている方も。
そのため、参加メンバーのなかでは40代が一番若かった!なんていうこともザラです。
もちろん、ここでしか出会えない方との出会いという意味ではとても貴重ですが、もし若い同年代で似たような趣味の友達ができたらいいなと思っている場合は、マイナーな国よりもメジャーな国のほうが確率は高いかもしれません。
ただし、マイナーな国には一人参加の方が多い
マイナーな国にもメリットがあります。
それは一人参加をうたっていなくても、一人参加の方が多く、過ごしやすい&友達になりやすいということ。
マイナーな観光地は、やはりマイナーなだけあって、一緒に行く相手がなかなか見つからないということも。
また、僻地であったり、行くのが難しいところだったりするとなおさらです。
ボリビアのウユニ塩湖や、ペルーのマチュピチュなどは、行ってみたいと思う人は多いものの、金額や日数的にハードルが高く、一緒に行く人がいなかったというのが多い場所でもあります。
そのため、そういう旅先には「一人でも来てみたかった!」という熱い想いと、旅の仲間が欲しいと思っている方も多くいます。いつの間にか仲良くなって、最終日にはもうグループ参加のようになっていた、なんていうことも良くあります。
学生なら学生向けプランや休みが重なる時期に!
旅行会社では、卒業シーズンにむけて学生向けのパンフレットやツアーを作って、特別特典を付けるなど「学生・卒業旅行」を募集するようになっています。同世代の仲間や友達づくりには、ぜひこの時期専用のプランを選ぶのもおすすめです。
注意して欲しいのが、学生ではない方がこのプランに申し込む場合です。
学生向けと言いつつ、学生ではない人でも参加できるツアーもあります。価格が安かったり、盛りだくさんに予定が詰まっているので、魅力的に見えるんですよね。
ただ、参加してみたら自分たち以外は全て学生だった、そのためバスの中で静かな時間が過ごせない、時間に夢中になって集合時間ギリギリに来るのが当たり前、スケジュールが若者ペースで忙しいなど、人によってはヤキモキしてしまうこともあります。
そういうのは気になりそうという方は、多少値段が高くても、学生向けではないツアーを選ぶほうがいいかと思います。
まとめ:人との出会いはツアーの醍醐味
・値段重視なら大型連休前後で時期をずらす!
・いろんなメンバーと出会ってみたい方は、人が多い人気の時期に!
・学生さんみんなが休みのタイミングや学生プランを選ぶと仲間ができる
・学生プランを一般の人が選ぶと、ストレスがたまることも
・マイナーな国には、旅のベテランや年配者が多い
・一方でマイナーな国には一人参加が多いので友達になりやすい
こんなことも、ぜひツアー選びの参考にしてみてください。