添乗員が必ず持っていく!旅にマストな便利アイテム・持ち物5選

旅を少しでも快適に楽しく過ごすためには、持ち物選びも重要ですよね。

旅の荷物はできるだけコンパクトに、身軽に…そんな気持ちはありますが、現地でアレがない&これを持ってくればよかった‥と思うのも残念です。そこで、添乗員数名に聞いた必ず持っていく旅にマストな便利アイテムをご紹介。

特に、今回は「旅に最低限必要なもの」や「少ない荷物で過ごすため」というより、「添乗員だからこそ持っていっているもの」という変化球なアイテムが中心。「え!こんなものがマストアイテムなの?」という添乗員ならではのものあるかと思いますが、より快適な旅の参考になればです。

前提:添乗員の荷物は多い

大前提として、旅に慣れている添乗員=荷物は最低限コンパクト…という訳でもありません。むしろいかに快適に、いかに日常のように過ごすためには、荷物は増える一方です。

私たち添乗員にとって、ツアー中に一番大切なことは「そのツアーを滞りなく安全に進めていくこと」。つまり、自分の体調の自己管理&旅の安全管理は、何よりも大大大重要・超超優先事項です。

そのため、日本でしか手に入らないであろうもの、緊急事態に対応できるもの、念のためや万が一…などのためのアイテムがさまざまあるのです。

必須アイテムその1:トラベル用ケトル

どの添乗員に聞いても、だいたい開口一番出てくるのがトラベル用のケトル。海外では日本のように部屋にポットがあるのが当たり前でないことも多いため、必需品なんです。
やはりせめて部屋で、お茶やコーヒーを好きな時に飲みたい…癒しの時が欲しいですよね。

また、なにか緊急事態があったり業務が長引いたりすると、食事を買いにいくことも食べに行くことも出来なくなる、なんてことがよくあります。そんなときでも、お湯さえあれば飲み物で満たしたり、持参しているカップラーメンやスープなどでしのぐこともできます。

トラベル用のケトルはほとんどが変圧対応されているので、海外でも問題なく使えます。
タイプは色々ですが、できるだけかさばらないようにするには折り畳み式のものが便利です。

必須アイテムその2:日本の非常食

日本の非常食、これは上記と同じ理由で必需品です。

ツアー中は時間に追われていることもあるので、食事が満足に取れないことがあります。
また食事がフリーの場合でも、もはや買いに行ったり食べに行く体力が残っていないことも(笑)。

カップラーメンやカップスープの粉、味噌汁は定番。カロリーメイトなどの栄養バーなどもお役立ち品です。海外のスーパーでもカップラーメンは売っているところはありますが、やはりだいぶ味が違います。
コーヒーや紅茶はあっても、緑茶やほうじ茶はほとんど買えないので、お茶のティーバッグも。

さらにグレードアップしてくると、本気の非常食のアルファ米(お水やお湯をいれると戻るもの)のお米やおにぎりを持っていくという人もいます。夜は部屋でおにぎり食べてます…なんていう添乗員もいます。ある意味、体調管理のための食事管理なのです。

「海外旅行は好きだけれど、たいてい数日後には食事が合わなくてつらくなる…」という方は、長旅の際は1食分くらいは持っていくのもおすすめです。

必須アイテムその3:ポカリスエットの粉

これは何かとあると便利だと、多くの添乗員が常備しています。
アジア圏や中東などだと、水や食事があわないため「念のため持っていってください」とご案内するもののひとつでもあります。そうした地域に行くときに持っていくのはもちろんですが、そうでなくてもどこに行くときも比較的常備。

ちょっと体調に異変を感じてきた、どうにも食欲がない、そんな時でもたいていポカリスエットを飲んでおけば復活する!という人も多く、ポカリスエット信仰はわりと厚めです(笑)。

薬ではないので実際のところはわかりませんが、水分をしっかり吸収しておいて悪いことはないかなという感じです。

必須アイテムその4:水筒

水筒、特に魔法瓶タイプはあると何かと便利なアイテム

もちろん現地で水は買えますが、日本のようにペットボトルの温かいお茶があることはまずありません。
温かい飲み物を飲もうと思ったら、お店に入るしかなく、さらにだいたいコーヒーか紅茶のみ。日本茶やほうじ茶、お湯を飲みたいと思っても、まず無理です。

そんな時に水筒があれば温かい飲み物を持ち歩けます。逆に暑い国なら、冷たいまま飲めるのでそれもまた快適です。

特にヨーロッパなどは売っているミネラルウォーターの多くは硬水。軟水に慣れている日本人は飲みにくいと感じる人も多く、それが常温になるとより飲みづらくなるという声もよく聞きます。

また、まれに普段はお茶しか飲まない=ただの水はほとんど飲まない&買わない、苦手という方もいます。そうなると、旅行中、いつの間にか水分不足になって体調が悪い、熱中症のようになるという場合もあるのです。

水筒があれば水以外のものを持ち歩けますし、冷たいままならまだ飲める、ということもあるので、そういう意味でも便利です。

もうひとつ、便利な使い方としては、飛行機の機内でお水を飲みたいときです。

機内は特に乾燥するので、水分補給が必須。ただ、毎回声をかけて呼ぶのもおっくうですし、取りに行くのも面倒です。そんな時は、離陸前に「水筒に入れてください」と頼みにいけばOK。

「え!水筒に?」という顔をするCAさんはほぼ100%いません。みなさん当たり前のように笑顔で入れてくれます。これで自分の席で、好きな時に自由に飲めるので、それだけも便利。

空港によってはウォーターサーバーがあったりするので、継ぎ足しもできたりとなおさら重宝します。

ちなみに、記事を書いている私は、魔法瓶タイプ(中栓ナシが便利!)と、プラスチックタイプと2本持っていくのが定番です。

必須アイテムその5:身体メンテナンスアイテム(ストレッチ用ローラー、ヨガマットなど)

こちらは少々番外編的ですが、身体をメンテナンスするためのストレッチ用品です。

添乗員は体力勝負。旅行中、多少の不調や痛みがあっても、現場でなんとかリカバー&メンテナンスするしかありません。そのためには、身体を整えるアイテムも意外と不可欠なのです。

普段よりも意外と歩くことが多かったり、移動中に座りっぱなしだったりするのが旅行。いつも以上に腰がこわばったり、足がむくんだりと疲れやすくもなってくるので、ちょっとでも身体をケアしてあげるのもポイントです。

トラベル用の折りたためるヨガマットやブランケットなどが重宝します。

フォームローラーは、ミニならペットボトルくらいのサイズなのでそこまでかさばりません。

結論:体調管理につながる生活雑貨が欠かせない

旅行に必須のアイテムとはどんなものかと思いきや、日常の生活雑貨のようなものばかりで意外に思われたかもしれません。

ただ、旅を楽しむためには、やはり体調管理がもっとも重要です。

こちらを参考にしながら、これがあると体調が整うなぁという「自分的なマストアイテム」を見つけて、旅行中も快適に過ごしていってくださいね。

tabiten

『旅添』は、世界50カ国以上を旅してきた旅好き元・添乗員Anaを中心に添乗員仲間が本当に役立つ旅の情報をお届けする旅メディア。国内外の旅のお役立ち情報を発信しています♪

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