旅の大きな楽しみといえば食!ごはんがおいしい国は、それだけでイメージアップになりますよね。
そこで今回は、世界を巡ってきた添乗員が「食事がおいしかった」と思う国を勝手にご紹介。アフターコロナの旅先の候補に、ぜひ検討してみてください!
1.イタリア
これは定番かもしれません。イタリアンはやはり日本人にとっては一番なじみがある料理。ピザ、パスタなど、知っている料理も多いので、自由食であってもあまり困ることがない国です。
「ピザのおいしさに脱帽した!大きくて安い!」
「イタリアでは食べるものに困らなかった」
ただし、ピザの大きさは日本で出てくるものよりも1.5倍くらいのサイズで、1人1枚が1人前です。日本感覚で数枚頼んでしまうと悲惨なことになります(笑)。オーダーする際は、量にも注意してくださいね。
2.台湾
小籠包(ショウロンポウ)、魯肉飯(ルーロウファン)、かき氷をはじめ、屋台の食べ歩きなど、おしいものがたくさんあるイメージの台湾。
最近の日本ではスイーツブームで、「台湾カステラ」も話題になりましたよね。
麺系、饅頭系、ご飯系など、バリエーションも豊か、肉も魚も野菜、そしておかゆもあるなど日本人の食生活に近い&合うということもあり、やはり人気の国でした。
「何を食べても美味しい!屋台の食べ歩きは最高です」
「ヘチマとエビの小籠包が美味しすぎて忘れられない」
3.ロシア
イメージがあまりないという点でも意外かもしれませんが、食事がおいしいと言えば必ずでてくるのはロシアです。
その理由として
「肉も野菜も魚も、まんべんなく出てくる」
「味付けが日本人好み!全く違和感なく食べられる」
「ボルシチやピロシキはわりとなじみがあったし、優しい味」
ツアーの食事はマズイと思われがちですが、お客様からも「食事が不満だった」という声があまり聞かれない国です。
4.クロアチア
近年、ヨーロッパの中でも人気の観光国のひとつ「クロアチア」。
ジブリ映画のモデルになったともいわれた「ドブロヴニク旧市街」は有名な世界遺産です。
あまりごはんがおいしいイメージがない、そもそも食事に期待していなかったという人も多いのですが(笑)、アドリア海に面していることから特に魚介類がおいしいと評判。
また、ワイン、チーズ、オリーブオイルなども質がいいものがたくさんあります。
「魚介のおいしさにびっくり!むしろイタリアより、口に合ってるかも」
「海の幸が豊富でどこでたべてもおいしい!」
新鮮な魚介類がおすすめですが、お肉もおいしいので魚が苦手という人でも心配ありません。
5.ポルトガル
ポルトガルも海に囲まれていることから魚介類が絶品、そして様々な食材を使っているメニューが多くバリエーションが豊かです。
日本ではあまりメジャーな料理ではないですが、素材の味を活かした味わいが日本人にとても親しみやすいのです。
「バカリャウという日本でいう干物のようなものがあるのですが、特に年配の方には好評でした」
「他のヨーロッパに比べておいしい!どこかなじみのある味が多いんです」
お米を食べる、干物がある、だしのようなものを使う、素材を活かしたやさしい味、日本人ならどこか懐かしいと思える料理ではないでしょうか。
とはいえ、最終的に世界一おいしい国は…?
このランキングを越えて、全員が共通して美味しいと感じている国、それは日本です。
本当にごめんなさい(笑)。世界中のいろんな食を味わったからこそ感じるのは、「日本ほど食が豊富で、どこにいっても美味しいものが食べられる国はない」ということ。
日本は、総じてすべてのクオリティの平均がとても高く、安くておいしいものがたくさんある国です。
価格はピンキリですが、安いファストフードでもその味の良さは別格。観光大国の欧米諸外国で、たったの500円で日本のようなクオリティの食事を取るなど、まず無理です。
また、当然ながら日本の料理は日本人の口に合うようにアレンジされているのでおいしいのですよね。
現地は現地の味覚にあったもので、現地の材料やお水で作られているので、やはり現地の味になっています。そのため、それが日本人の口に合うかはまた別問題だったりします。
現地の食を存分に楽しむ、その気持ちが大事!
食は個人の好みによるところが大きいので、「絶対においしいもの!」というのはなかなか難しいものがあります。
ただ、現地の味はやはり現地でしか食べられません!
たとえあまり口に合わないものでも、「これが現地の本物の味か!」と楽しむ気持ちが大切です。
できるだけいろいろな物を食べてみて、現地の味を堪能して欲しいなと思います。